「日本イノベーター大賞」候補者の素顔 (Nikkei Business)

「大手電機飛び出しシリコンバレーで起業、成功へ」 井手祐二氏

少年時代は化学の実験に凝り、大学では電子温度計を自作して販売。その資金を元手に熱気球に熱中、友人と始めた大会を国際大会へと発展させた。その科学少 年は今、米シリコンバレーで医療用など特定分野向けの高品位電子カメラを開発、製造するピクセラを創業、最高経営責任者(CEO)を務める。

シリコンバレーで創業した日本のベンチャーはいくつかあるが、井手祐二氏の会社は着実に利益を出すまでに成長した最初のケースと言える。

ピクセラのカメラは画質が非常に高いのが特徴だ。それは、画質の高さを半導体技術に頼るのではなく、機械技術と組み合わせたことによる。その結果、従来の4?5倍画質が高くなった。

そのアイデアは東芝の研究所にいる時に思いついた。毎晩10時過ぎまで働かされたが、帰宅後の午前0時から2時間を自分用の研究に充てた。その頃から4時 間睡眠が習慣になった。夫人はカナダ人で、英語教師として来日していた時に知り合った。シリコンバレーでの創業は彼女の内助の功も大きい。

記事についてのお問い合わせは、info@svjen.org まで。